こんにちは、足利市立東山小学校PTA改革プロジェクトです。
岡山県PTA連合会の発表によると、同連合会は令和7年3月末日をもって解散することが決定されたそうです。
理由は、会員の大幅な減少に歯止めをかけることができず、令和7年度以降、県P連としての活動が継続できないと判断されたためです。
旧態依然たるPTAの組織構造は、情報リテラシーに優れたデジタルネイティブの子育て世代には受け入れがたいものがあり、末端から改革が進んだ結果、県P連が崩壊する結果につながりました。
会員(=市町村P連)の減少に歯止めをかけようとすること自体が、体制維持第一主義と受け取られかねず、かえって会員の減少を加速する要因となったのではないでしょうか。
都道府県レベルのPTA連合体が解散するのは全国初であり、今後は、他のPTA連合体においても、その存続をめぐる判断が問われることとなりそうです。
現在、多くの小学校の単位PTAは、日本PTA全国協議会(日P)の傘下にあます。その基本的な構造は日P設立当時と何も変わっておりません。
当初より、全国組織である日Pを頂点として、その下に都道府県P連、市区町村P連、単位PTAが位置するピラミッド構造をとっており、下位組織から上位組織へPTA会費の一部が上納される仕組みが受け継がれています。
また、下位組織は上位組織が主催する研修等へ人員を派遣しなければならなかったり、基本的には上位組織の方針に従わなければならないなど、少子化・多様化が進む現代社会の子育て世代にはPTA活動が大きな負担となりかねないのが現状です。
当プロジェクトは、PTA本部には対してPTA運営に関するアンケート調査の実施を依頼しておりますが、アンケート実施に反対する本部役員が多く、まだ一度も実施されておりません。
このため、一般のPTA会員の率直なご意見・ご感想がPTA運営に反映されない状態が続いており、一部では役員の押し付け合いが起こったり、保護者間のトラブルに端を発する退会者が出たりしております。
当プロジェクトは、これまでのようにPTA本部役員や今のPTA運営のあり方に賛成している保護者のご意見のみを聞くのではなく、これまでPTA活動に積極的に参加して来られなかった保護者の皆様のご意見や、人前ではなかなか話しづらいと思われる保護者の皆様のご意見もお聞き致します。
そして、現体制を維持するためでも、上位組織の方針に従うためでもなく、すべてのPTA会員が、できる範囲で、自由に、無理をせず、笑顔で子どもたちのための活動にご参加いただけるPTAの実現を目指してまいります。
岡山県PTA連合会解散のお知らせ